-Zero to One (開発記)

【K.A.MSP×One’s Garage】THE・座談会。その2

前回の記事はこちら↓
【K.A.MSP×One’s Garage】THE・座談会。その1

­前回に引き続き対談企画!
K.A.モータースポーツプロジェクトのMCmo2ことアイザワ氏と、Event Connectの活動内容やK.A.MSPのイベントの内容などなど、アツい内容をお送りしていきます!

K.A.MSPのチャンネルに動画がありますのでこちらもどうぞ。

文章は読みやすいように校正しているので、動画と全く同じ文章にはなってないです。
また動画の方では尺の都合でカットした部分もすべて載せています!

Q「Event Connectの目的」

今イシイさんが一番注力してるEvent Connect。
これ僕も使わせてもらってますが、このプロジェクトをやる意味というか、今後に繋がる要素っていうのを聞いてみたいですね。

自分が車業界の中で、走行会っていうサーキットイベントに参加する立場でもあって、かつチューニングショップのスタッフとして主催側の内情も見てきた。
さらに、自分自身工業高校出身ってこともあってパソコンやらネットやらは比較的得意なんですよね。

そんななかで、車業界のイベントって未だにFAXで申し込みだとか、銀行振込で支払いだとか、そういうのを見て
「もっとうまくやる方法があるんじゃないのかな?」
っていうのを思いついたのがやり始めたきっかけ。

はいはい、なるほど。

イベントで色んな主催者とか参加者の人と知り合うっていうのも、今後ガレージハウスをやっていくのに人脈として役に立つと思ったっていうのもある。

あと「自分のガレージハウスに住む人に車を楽しんでもらいたい」って言ってる人間として、クルマの楽しみ方について一番知っていたい。
あんな楽しいこともこんな楽しいこともいっぱいあるんだよ!っていうのをイベントを通して知ることができるかなって。
そういう意味でも、イベントはいいなって思ったかな。

ただ、自分がイベントを主催したいかって言われると、うーん・・・?みたいな笑

なるほどなるほど。

物事を考えるのは結構好きだから、イベントの企画だったり、運営だったりそっちのほうが面白いかなと。
「どうやったら人が集まるかな」とか「どんなイベントが盛り上がるかな」とか。

それで、形としてはネットショップみたいな感じで色んなイベントが掲載されてるサイトを作ろうと思った。
それでEvent Connectっていうサイトを立ち上げてみたって感じです。

そういうことだったんですね。

最初は「支払い方法が色々選べます」とか「ネットから申し込みできます」とか、そうすれば便利かなーと思ってた。

けど実際やってみると、それもそうなんだけど、もっと深いところ、「主催者はどんなイベントをやりたいのか」とか、「どんな思いでイベントをやっているのか」とか、そういう表面上の便利さだけじゃない部分をイベントの企画として考える必要があったりして。

最近はそういうところも含めて主催者さんの力になれる、そんなEvent Connectにしていきたいなっていう感じかな。

イシイさんがEvent Connectを立ち上げた当初にお話を聞かせてもらって、いまではイシイさん自身がいろんところに営業して回って置きイベとか走行会とか色々やってて。

主催者が使いやすいようにももちろん、スムーズに運営するような流れを組んでもらったり。
なんていうか主催の味方というか走行会の味方というか、そういうポジションになりつつあるっていうのは凄い思ってます。

もっと世の中にばっと広まっていくような、そういう要素はあると思います。

正直まだやり始めて半年(撮影当時)っていうのもあるし、走行会以外のイベントの経験は少ないし。

数百台規模のイベントをこれまで自力でやって来てる主催者に対して、「うちならここまでできますよ!」っていう説得力はまだそこまでないと思うけど。
たとえば、これからちょっと数十台規模のミーティングやってみたいとか、地元でオフ会やってたら規模が大きくなっちゃってそろそろちゃんと場所借りてやんなきゃとか、そういう人の手助けはできる。

どういうところ借りたらいいかわからないとか、どのくらいお金がかかるのかなとか、どうやって人集めようとか、スタッフをどうやって用意しようかとか、そういうのは大体わかってるから。
それはまぁK.A.MSPのイベントをお手伝いさせてもらう中で身につけたものでもあるんだけど笑

ありがとうございます笑

イベントをやりたいんだけど資金的にうまく行かない部分がある人とか、イベントをやってるけどもっと盛り上げたい、もっと参加者さんに楽しんでもらいたいとか、そういう人には色々協力できるかな。

ブース出展してくれる工具屋さんとかホイール屋さんに「こんなイベントあるんですけど出しませんか?」って交渉したりとか。

そんなふうに主催者さんのかゆいところに手が届くポジションでありたい、っていうのがEvent Connectですね。

なるほどー、これはバズる要素ありますね笑
ホント主催の第一歩のお手伝い的な。

実際やりたいっていう人は正直いると思うけど、K.A.MSPの代表みたいにトチ狂ったような行動力の塊みたいな人は少ないと思うので笑

そんな人達にも気軽にイベントを主催してもらえると、モータースポーツ業界とか車業界が盛り上がるし。

イベントが増えれば参加者も増えて、参加者が増えればクルマ好きも増えて、そしたらメーカーも「最近クルマ好き多いからスポーツカー作っちゃおうかな」みたいな流れになればね笑

それはいい流れですね!!笑

車業界を盛り上げるためのEvent Connectでもあり、主催者を助けるEvent Connectでもあり、将来One’s Garageをドカンと成功させるためのEvent Connectでもあり。

もしこの企画を見て使いたいって人がいたら、ぜひイシイさんに相談してほしいです!

ガンガン相談してください笑
公式LINEでもTwitterでもなんでも問い合わせ受け付けてます!

Q「K.A.MSPのイベントどんなイベント?」

K.A.MSPで色々イベントをやってるけど、一番やってるのはカートイベントかな?
さっきちらっとピラミッドの話(※座談会その1参照)とかしてたけど。

そうですね、いまのところカートイベントが一番多いですね。

見てる人の中にはカートイベントがどんなイベントかわからない人もいるかも知れないし、ざっくり言うとどんなイベントなのかな?

ざっくりと、ほんとに何も知らない人でもわかるような言い方をすれば、遊園地のゴーカートの速いバージョンです笑

遊園地のゴーカートって大体20km/hくらいなんですよ。

まぁ走れば追いつけるレベルみたいなやつだよね。

僕がやってるカートイベントのカートは60~70km/hは出ます。3倍以上ですね。

普通に幹線道路を走るクルマくらいだね!

そういう乗り物を、手ぶらで来てもらってヘルメットもグローブもレンタルで、広いサーキットを借り物のクルマで全開で走れますよ、っていうイベントです。

全開で走れる!
何回か参加してるけど、体感速度はめっちゃ速いよね。

体感は超早いです。
想像してください、寝そべったままの低い視線で全開でサーキットを走る。
めちゃめちゃ速いですよ笑

コーナーもね、慣れないうちはそんなに速く走れないけど、慣れてくると「こんな速度で曲がれるの!?」みたいなね。
めっちゃ曲がるよね。

そうそう!
曲がります曲がります。

普通の四輪のクルマでサーキット走るよりGかかってるんじゃないかくらいな。

そうですね、コースによっては全然あります。
ゴーカートとはいえなめてかかると・・・笑

そんなすごい体験を、基本的には手ぶらで出来ちゃう?

そうそう、体一つで来てもらえれば、走れちゃうしレースまで体験できちゃう。

レース!
行動では競争しちゃうとヤバイからね笑

危ないしすぐ捕まっちゃいます笑
リスクも大きいですし。
そこをガチバトルできるっていうのがカートレースですね。

K.A.MSPが3年目になりますけど、年に3~4回流行ってるので10回以上、K.A.MSPを立ち上げる前の個人のイベントも入れたら20回以上やってます。

てことはカートイベントに関してはかなりベテランだね笑

K.A.MSPのイベントっておもしろ要素もいろいろ入るよね。

そうですね、そこは色々考えてます!

上級者と初心者でペアになってみたりとか、毎回内容は変えてます!
何があるかはその時のお楽しみで笑

でもカートレースっていうと場所が結構へんぴなところが多いよね。

そうなんですよね。大体車が必要になるんですよね。
なので将来的には送迎とかも考えてます。
例えば駅に集合して貸切バスで行くとか。

そしたら学生さんとかでも走れるよね。

もちろん走れます!サーキットの中なら免許とか関係ないので。
なので規模が大きくなるにつれて、送迎ありのイベントにしようかなと思ってます。

カートレースは今後もK.A.MSPの主軸イベントとしてやっていきたいです。

あとはこの前初めてやったのはシミュレーターイベント?
池袋の駅前だったっけ。

そうですね!
あれは池袋の駅降りてすぐのところなので電車で来れます。
シミュレーターならぶつかっても痛くないです笑

カートはぶつかるとちょっと痛いよね笑

シミュレーターなら300km/hで壁に突っ込んでも死なないし痛くないし、何でもありです笑

ちょっとやり込んでる人ならステアリングとか持ってるかもしれないけど、なかなかシートが動いて挙動を体感できるタイプのを乗ったことある人はあんまりいないよね。

カートより参加費もお手頃だしね。

そうですね。
カートがだいたい9,000円前後でいつもやってて、シミュレーターは5,000円くらい。

3時間くらいの貸切イベントで、プロも呼んでるのでドライビングアドバイスを受けたりもできますね。

シミュレーターのいいところって足元からなにから全部見れるんですよね。
プロの運転の足技とか細かいところも全部見れちゃう。

なるほどねー!そういうのもあるのか。

それでシミュレーターで体験して、楽しそうだなーと思ったらカートにも乗ってもらって。
それでタイム出たりしちゃったら走行会とかね。

自分のプロジェクトで使ってるロードスターは走行会でのレンタルもやってますよ!
そういうシステムも用意してあります。

へー!

1台しかないので順番に、って感じにはなりますけどね。

僕のYoutubeの番組にいつも出てて、マツ耐にも参戦してる白いNCロードスターは、あくまでK.A.MSPのために買った車両なので笑
僕個人の車両ではないので、誰が乗ってもいいように作ってあります。

なのでそれを体験したい方もぜひ僕のイベントに来てください笑

Q「One’sイシイの将来像」

これからも僕らは活動を続けていくわけですが、5年後10年後にイシイさん自身がどうなっていたいか、またOne’s Garageがどういう場所になっていたいか、っていうところをお聞きしたいと思います!

序盤にもちょっと話したかもだけど、どうありたいかっていうと、クルマをめちゃくちゃ本気で楽しみたい笑
お金とか時間とか細かいことを考えずにとにかくクルマを楽しみたい。

自分自身は今ドリフトをやっているけど、べつにどのカテゴリが嫌いとか、このジャンルは嫌って言うのはなくて。

スタンス系とかスポコン系とかみたいな外装系も、やってる中身とか見るとめっちゃすげーなとか思うし。

あの人たちも本気ですもんね。

そうそう笑
で、走ってる人もいたりオーディオ勢もいたりいろんなカテゴリがあって、それを見てるのが楽しい。

本気で車を作ってたり、本気で走りに挑戦してたり。
そういう人を見てるのが楽しいから。
もちろん自分が乗るのも好きだけど。

はいはい。

変な話にはなるけど、ガレージハウスをやりたいと思った理由の一つに、そういう場所提供することで継続して「家賃」っていう収入が入ってくれば、自分自身がお金的にも時間的にも余裕ができる。

その余裕を使って、クルマを楽しんでる色んな人に絡みに行きたい!
自分のガレージに住んでるスポコン系の人が「光り物つけました!オールペンしました!イベント行ってきます!」ってなったときに、「俺も行く行くー!」って気軽にいけちゃうみたいな笑

うんうん、なるほど。

走りやってるやつが「ここどうしてもうまく行かないんですよねー」みたいなこと言ってたら、「うち溶接機あるからやってやるよーかしてみー!」っつって切ってくっつけてやってみちゃうとか。
「試してこいよー」「わかりました!走ってきます!」「俺も見に行くわー」みたいな感じで。

そういうのできたらめちゃめちゃ楽しいなと思って笑

だから、自分個人もOne’s Garageも、将来像っていうのは「クルマを楽しむことに全力でいける」「時間とお金を気にせずクルマを楽しめる」っていうところかな。

それをすることで、「クルマってそんなに楽しいんだ」って思って興味を持ってくれる人も増えると思うし、そういう自分でありたいよね。

自分が車をいじる中で、「お金がなくて部品が買えない」とか「いいタイヤが買えない」とか、そういう引っかかりを抱えながらやってるってのが現状で。
人間の欲望ってキリがないから、その引っ掛かりをゼロにする、完全に無くすってのは無理があるかもだけど、理想は追い求めていきたい。

そうですねぇ。

「こんなもんでいいや」って諦めちゃうんじゃなく。
One’s Garageに住んでる人は、それぞれの人が自分のカテゴリーで「自分が一番すげぇ」ってなるまで突っ走れるような、そういう環境を用意してあげたい。
それを見てるのは凄い楽しそうだから笑

なるほどー。

例えばアイザワがレース業界のトップ目指しますって言って、K.A.MSPのドライバーが住んでくれて、毎日シミュレーターで練習して、クルマ整備して、万全の状態でレースに臨んで。

っていうのを近くで見ることができたら、最高に楽しいかなって。

あ、じゃぁ僕とかドライバーはOne’s Garageに住むんですね笑

え、もちろんそうだよ?笑

楽しみにしてます笑


ということで座談会パート2でした!
K.A.MSPの代表アイザワ。
One’s Garageの代表イシイ。
それぞれ道は違えど、クルマに対する想い、モータースポーツに対する想いは似た部分が多いです。
この記事を見ていただいた方、この動画を見ていただいた方に、少しでもその想いが伝わればと思います!

今後とも自分たちの活動へのご協力をお願いいたします!